こんにちは。ミライハウスのke1plusです。
先日ようやく購入しファーストインプレッション記事を上げたAirPods Proですが、意気揚々と実戦投入したものの速攻で問題にぶち当たってしまい、今の所まだトゥルーワイヤレス+ANCライフを満喫するに至っていません。
AirPods Proのイヤーチップ、どうやら僕にはあんまり合わないみたいなんですよね・・・。
最終的にイヤーチップにちょっとした改造(と言っても、別途用意した非純正製品をイヤーチップに取り付けるだけです。後程紹介します)を施して、現在は「まぁこれなら使えない事もない」くらいにはなったのですが、ネットレビューで良く見かける「抜群の装着感」的なものは全く得られておらず、「僕、AirPods Proで音楽楽しんでますけど?」とうどんを見せびらかすドヤ顔も曇りがちです。
うーんこれ・・・、一体どうしたものでしょう/(^o^)\
と言う事で、今回はわたくしke1plusが「AirPods Proのフィッティング」についてあれこれ悩む内容となります。(途中茶番もあります)
正直、他イヤフォンとの音質比較とか出来る状況じゃないぞ\(^o^)/
イヤーチップ装着状態テスト
AirPods Proには「イヤーチップ装着状態テスト」という機能があります。
AirPods Proを両耳に装着してテストを開始すると、デモ曲が流れて密閉度をチェックしてくれるというものです。



「密閉されていない」という表示が出た場合はイヤーチップをSまたはLへ交換(購入時は両方M)するか、耳への挿入角度を調整して最適な装着状態を模索する事になります。
僕の場合は初回テストで左耳のみ「密閉されていない」と判定され、その後イヤーチップをLへ交換した所良好な結果が得られた為、「右耳M+左耳L」の組み合わせで設定を終えていました。
ファーストインプレッション記事はこの時点で執筆したものです。その時は本当に良好な装着感と音質、ANCの効果を享受出来ていのですが・・・。
利用開始二日目から異変
悲劇は二日目から始まりました。
けたたましく鳴り響く電子音。
それぞれ異なる時間に設定した三つの目覚まし時計が、まるでオーケストラみたいに合奏し始める。
「うるさいなぁ・・・」
ちゃんと目覚ましを掛けた昨日の僕に恨み言を言いつつ、這いずる様にベッドを抜け出して、いかにも単身者用の狭い浴室で42℃のシャワーを浴びる。それで僕はようやく目を覚ます。
シャワーから上がると、まずは髪を乾かしながらコーヒーを淹れるのが日課だ。大して味もわからないけれど、なんとなく背伸びして買ってしまった店員さんお勧めの高いヤツ。
でも今日はダメ。いつもより長く目覚まし楽団に抵抗したせいで、全然時間が無い。
僕は舌打ちしつつ急いでお気に入りのパーカー(カリグラフィのバックロゴが黒地にすごく映える。結構高かった)に袖を通し、iPad ProとiPhoneとKindle Paperwhiteを愛用のバックパックへ放り込んだ。
少しだけ慌ただしい以外は何と言うことの無い、いつも通りの朝。
ただ一つ昨日と違うのは、手元にAirPods Pro ーそう、AirPods Pro。発売以来ずっと品薄だった、あの白くて小さくて可愛らしい、まるで魔法で作られたかのようなイヤフォンだー があるということ。
(何を聴きながら出掛けようか。ーOasis?いや、違うな。今日は少し肌寒い。こんな日にマンチェスターのやわらかな太陽の光を思い出すのは辛い。ーNirvana?うん、Nirvanaにしよう。なんで最初に気付かなかったんだろう。ささやかな幸せすら叶えてくれない、このささくれた朝にぴったりのバンドじゃないか)
BGMが無事決まった事に安堵しつつ、僕は履き古してクタクタになった濃紺のコンバースにつま先をねじ入れる。アウトソールのラバーが少し剥がれ掛かっているけど、まだ買い換えるには勿体無い。
(よし、行くか)
家のドアを開けると、空は灰色の分厚い雲で一面覆い尽くされていた。
境界線を越えると、世界は僕の一部では無くなり、僕が世界の一部になる。だから、毎日の事ではあるけれど、家の外に出る時はやっぱりちょっと緊張する。
ドアを閉めて鍵を掛け、僕は真っ白なチャージングケースからAirPods Proを取り出した。
これは言ってみれば鎧だ。外音を遮断し、ゆらゆらと不安定に揺らめくたましいを身体の内側に止め置いて、他人の視線や思考から僕を守ってくれる、テクノロジーの鎧。
「雨にならなきゃいいけど」
畳むのが面倒くさいから、折り畳み傘は使いたくないな。
そんな事を考えながら、僕は足早に会社へと向かった。
その日のke1plusはこんな感じだった訳ですが(?)、その後最寄り駅まで約10分歩いたくらいで急に左右共にイヤーチップが浮いてきてしまい、ギリギリ耳から落ちはしないものの非常に不安定な状況に・・・。
何度も外から押さえ付けて耳の奥に入れ込もうとしてみたのですが、すぐまた外れてしまいどうにもならず。
取り敢えずその日は使用を中止して、帰宅後に改めてイヤーチップ交換から試してみる事にしました。
さて帰宅後。
左耳のイヤーチップをMに戻したり、右耳のイヤーチップをLにしてみたりと色々やってみたのですが・・・全然ダメ!(;´∀`)
特に左耳が絶望的で、イヤーチップMだとガバガバ(小さすぎる)、Lだと装着直後に浮いてくる(大きすぎる)と言う無限地獄。
取り付け角度(耳に対してうどんが伸びる方向)も調整してみたりしたんですがあまり効果が無くて、装着した直後(数秒くらい)こそ良いものの、すぐに密閉状態が失われてしまいます。(繰り返しになりますが、利用開始初日はこういった症状は発生せず、ちゃんと使えていました)
密閉しない=音質の著しい低下ですし、ANCの意味も無いし、何より「完全に外れて落ちてしまわないか」という心配が常に付き纏う訳で、正直音楽を楽しむとかいうレベルではないです。
どちらかと言うとカナル型は苦手
実は僕、元々カナル型イヤフォンとの相性が余り良くありません。
今までに使用してきたSHURE SE535やBOSE SoundSport Free wireless headphonesで「何だか左耳が緩いなぁ」と思ってイヤーピースをLに変えたものの、今度はキツ過ぎて結局Mに戻す・・・という事を経験しており、カナル型イヤフォンは寧ろ敬遠すらしていたジャンルでした。(基本的にはアラウンドイヤーのクローズドヘッドフォンを好んでいます)
とはいえSE535やSoundSport Free wireless headphonesでは、(今回のように)そもそもまともに使う事すら出来ないという程の状況に陥った事は無かったので、「AirPods Proもきっと大丈夫だろう」と安易に考えていたのですが・・・。
しかしよく考えてみると、SE535はイヤーチップがウレタンフォーム(普通のシリコンもあります)でフィッティングの柔軟性が高いですし、SoundSport Free wireless headphonesはイヤーチップに「耳に引っ掛ける大きな羽パーツ」を搭載して二点支持になっているなど、それぞれ「多少耳穴のサイズが合わなくても何とかなる」機構が備わっているんですよね。
AirPods Proには残念ながらそのどちらも無い訳なので、こういう結果になるのはある意味必然だったのかもしれません。
でも使ってみたかったんです、AirPods Pro・・・。だってApple信者だもの。
イヤーチップを改造?してみた
しかしAirPods Proは税込30,580円、授業料として割り切るには少々お高い。
「(出来ればイヤーチップそのものは純正のまま)なんとかならないかな」とネットを調べてみた所、こういう商品を見つけました。
これ、一見交換用イヤーチップにも見えますが、コネクタ形状の問題でAirPods Proには使えません。
では一体コレをどうするのかと言うと・・・。



こうする事で、純正イヤーチップに擬似的にウレタンフォームのような機能(耳穴に対し内側から押し広がる事で脱落を防ぐ)を追加するというテクニックです。
結構この方法を試している方は多いようで、いくつかやり方を紹介しているブログなんかもありました。
で、皆さん大体「この方法で改善した」「これでバッチリ」という感想を書かれているのですが、僕はどうだったかというと・・・、冒頭にも書いたとおり「まぁこれなら使えない事もない」くらいの状態なんですよね。
改造前と比べると明らかに耳穴への掛かりは良くなったので、使用中に耳から外れて落ちそうになるという危険性はかなり軽減されました。
とはいえ、イヤーチップが浮いてしまう(=密着が失われる)症状は殆ど変わらないので、音質面での改善は余りされていません。
うーん/(^o^)\
おわりに
今回はわたくしke1plusが「AirPods Proのフィッティング」について悩む様子をお届けしました。
このまま終わりたくない、なんとかバラ色AirPods Proドヤ顔ライフを手に入れたい!・・・という事で、また何か別の手段を考えて試してみたいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
次回もお読み頂けると嬉しいです。それではまた!